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【FE風花雪月/無双 個人考察】ファーガスの継承問題について考える

Game,Tale > ゲーム 2022年8月3日(最終更新:1年前)

原作 蒼月の章・守護の節【妄執の王子】より
コルネリア「刑の執行は明後日……この日をもって、王家の血統は途絶える。」
ギルベルト「殿下の死により王家ブレーダットの血は排除されることとなり……」

無双 青燐の章EP.7【王の目覚め】より
シルヴァン「陛下も、後事をフェリクスやイヴァン公に託してはいる。
だが問題は、現状あいつの他にブレーダットの紋章持ちがいないことだ。
誰が玉座に座っても、揉めに揉めるだろう。都合よく王家の落胤でも現れれば別だがな。
敵が帝国や西部だけなら話も単純だが、継承戦争が絡むともう収拾がつかない。」

・原作・無双共に当代でブレーダットの紋章を持つのはディミトリのみ。
・原作蒼月1月時点で、ディミトリ・リュファスが死亡すると王家が途絶える。
・無双青燐EP.7時点で、ディミトリが後事(自身の死後)を託しているのはフラルダリウス公とイヴァン公。
・無双シルヴァン曰く、ディミトリが没すると継承戦争になる。「誰が玉座に座っても揉めに揉める」。

ブレーダットの歴史について
・帝国歴752年:鷲獅子戦争の終戦。セイロス聖教会の仲裁で、ファーガス神聖王国が成立。十傑ブレーダットの子孫・ルーグを王とする。
・帝国歴861年:当代国王クラウス1世の急逝により、3人の王子がそれぞれ大公となり、王国を3分割して統治する。
・帝国歴881年:レスター地方の大公が病没。次の大公は立てられず、その後901年に諸侯同盟として成立。

クラウス1世の没後、王国は3分割された。
のちにレスター大公カイトは病没。現在レスターでのブレーダットの血統は途絶えたと解釈して良いだろう。子孫はどうなったかという疑問は残るが、レスター側にブレーダットの紋章持ちが登場していない以上、考慮は不要と思われる。
残るはファーガス大公バンフィグと、ミアハ大公クルーフォーだが、後にファーガスとミアハは再統合され、ファーガス大公は国王に、ミアハ大公はイーハ大公になった。なお、ミアハ大公クルーフォーには紋章がなかった。

🤔

イーハ大公家は断絶したのか?

よく考えると妙な話ではないだろうか。
ブレーダットの直系はファーガスとイーハの2家が存在しており、血統を最重視するならファーガスが途絶えたときにはイーハの者が王位を継ぐべきだ。
当代に紋章がなかろうと、次代に発生する可能性はある。

しかし実際はと言えば、まず当代のイーハ大公はリュファス。ディミトリの伯父であり、つまりファーガスの血統だ。イーハの血はどこへ行った?

普通に考えれば、リュファスはイーハの養子となった、または婿養子となったのだろう。
しかし、婿養子についてはリュファスにも子がいない時点で候補から除外したい。婿入りしながら子を設けず、5年もの間、王城で遊び暮らすというのは、いくらなんでもだ。
それに、この場合はイーハ側に、イーハの直系である妻が存在していることになる。継承候補だ。

となると、リュファスはなぜイーハの養子になったのか。
①折悪しくイーハが断絶し、同じブレーダットの血統のリュファスが後に据えられた。
②リュファスの両親が、ファーガス・イーハの婚姻だった。
順当なのはこの2つの可能性だ。

もう一つ、フォドラならあり得なくはないなと思えるのが、
③イーハにはファーガスの紋章を持たない者を押し付けることになっている。
という可能性だろうか。
イーハの先祖が紋章を持たない王族であったことを踏まえると、そういう仕来りもあり得そうだが、ちょっと禍根を生みすぎるシステムだ…そりゃあゴーティエ並に紋章持ちに対して歪んだ感情を持つよなって。
とはいえ、この場合だとイーハ家の血統が途絶えていることに違和感がある。リュファスとは別に、それまでのイーハを治めていた家系があるはずだ。

そのため、やはり①または②で考えたい。こちらであれば、ディミトリとリュファスを失えば、ブレーダットの正統な一族が断絶することに矛盾がない。

ディミトリが没した場合、王位の継承候補は誰になる?

では、ファーガスおよびイーハが断絶した場合、ファーガスの後継者候補は誰になるのか。
当然だが、ブレーダットの血流が分けられている者が優先になるだろう。もしかしたら後世でブレーダットの紋章が発露するかもしれないのだから。

とはいえ、作中ではさすがに王家の非嫡子が過去どの家に嫁婿入りしたか、なんてことは語られていない。
しかし、存在しないことはあり得ない。
本編開始が1180年。王国成立からほぼ430年経っている。
貴族から降りた者は追えないにしても、貴族であれば家系図から辿れるだろう。

で、その血を分けた者を精査しても現在「ブレーダットの紋章持ちがいない」状態なのだと推測できる。

ここで考えたいのは、無双での「ブレーダットの紋章持ちがいない」というシルヴァンの表現だ。
裏を返せば「ブレーダットでない紋章持ちの候補はいる」ということに聞こえる。

王家の非嫡子の婚姻先について、普通に考えれば国内の貴族または外国の王族だ。
外国に嫁いだ者はこのご時世じゃもはやどうにもならないので、国内の貴族を考える。帝国が中央集権の手段としようとしたように、有力な家へ王族を送れば、国はその家をある程度コントロールできる。それを行う価値がある有力貴族ほど、可能性が高まるということだ。

つまり、王国の有力貴族の多くが序列なく候補入りしているということか。
確かに、それは揉める。シルヴァンの言う通り、めちゃくちゃ揉めるだろう。

それでもまあ、革命が成らなければ、候補は自然と有力貴族の中でもより「王の遺志を継ぐ」ことを期待される東側諸侯になるだろう。
無双でドミニク男爵が担がれかけたように、十傑の直系であれば尚、説得力がある。

🤔🤔🤔

候補が2~3家くらいしか無くなってしまったな???

イヴァン公が十傑の子孫なのか、紋章を持つ家なのかで話は変わって来るが……。

改めて、青獅子学級上部のロイヤル加減がロイヤルってレベルじゃねえことを思い知らされてしまった。男爵家のアネットが雲上人と表現するわけである。
ファーガスが細っている現状、あの一塊まとめて上位の継承権持ちの可能性が高いのか……。

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