考察
小説未満の駄文から脱却するためのポイントは「最初の一行」と「五感の情報」。- 創作ど素人考察
どもです。
小説投稿サイトとか眺めていると、結構頻繁に小説未満の駄文に遭遇します。
内容の問題ではないのです。それ以前に「小説」の体裁を成していないやつです。
最初三行くらい読んで「あ、無理これ」となるやつ。
こういったものを所詮は駄文と切り捨てるのは簡単ですが、どうして駄文になってしまうのかを考えなければ、その駄文に目を通す時間に見合った価値を得られません。... 全文を読む »
「異世界で米と味噌汁を食べる」問題についての考察。-創作ど素人考察
どもです。
先日、Twitterにて「異世界で米と味噌汁を食べるのはおかしい」という批評に端を発した論争を目にしました。
どうやら、なろう小説につけられたコメントから始まり、概ねコメントの方が浅慮だと結論付けられていたのですが、そういえば自分もこの問題についてはTRPGでGMをする際に少々考えたことがあります。
白米とふかふかパン、どちらが“異世界”にありそう?
まず、白米を用意する手順を考えましょう。... 全文を読む »
超寿の倦み / 老人の成長 -創作ど素人考察
どもです。
ファンタジーでは割と軽率に数百歳・数千歳の存在が登場します。
しかし、軽率な超長寿のキャラクターは、物語の陳腐化を招きます。
超寿のキャラクターが陳腐なのではなく、超寿のキャラクターに「倦み」というリアリティが欠けてしまうことが陳腐なのです。
超寿の倦み
... 全文を読む »人間否定の物語が自己満足以上になれない理由。-創作ど素人考察
RPGのシナリオや、魔王やら聖女やらが存在するRPG風世界を描く場合。
魔王や悪役に「人間は○○だから悪だ」「人間は滅びるべき生物である」とか言わせるのは王道的ですが、主人公側にそういった台詞を言わせたり、そういった主張をテーマとする作品も多いです。
しかし主人公側がそういった思想を持つのは、一時的ならともかく、恒常的なら要注意です。
書き手に本物の実力が無いと、自己満足でしかないクソ作品に仕上がるでしょう。
それは何故か。... 全文を読む »
お前が異世界転生したことで、誰も救えてない。- 創作ど素人考察
友「最近、なろう小説のレビュー動画を見るのが好きなんだけどさ」
僕「時間を溝に捨てる行為では??」
友「その中にすごい腑に落ちた言葉があってね」
僕「どういった?」
友「『お前が異世界転生したことで、誰も救えてないじゃないか。人を不幸にしただけじゃないか』って」... 全文を読む »
RPGの「敵組織」って大別すると4パターンくらいな話。- 創作ど素人考察
どもです。
いわゆる「世界を救う」タイプのRPGに於いて、ラスボスが絡んでいる、パーティの長期的な敵対者な組織というのは、大別すると4パターンしかないね。
という話になったので、備忘的にまとめてみた次第。
ちなみに、何故4パターンしかないのか。については、
単純に、そういった世界危機を起こせるような力を持てる規模の組織なんて本当に限られているからです。... 全文を読む »
恋愛テーマのRPGで幼馴染ヒロインは可能か? - 創作ど素人考察
どもです。
恋愛をテーマにしたRPG、という場合、基本的にヒロインは落下系。
冒頭で運命の出会いを果たした少女です。
これは主人公からヒロインに対する感情・情報の初期値をプレイヤーと同じにできるためで、逆に言えば幼馴染ヒロインで恋愛メインは主人公に感情移入し辛くて、やり辛い。
友「御託はどうだっていい!幼馴染ヒロインで恋愛ものRPGがやりたいんだ!!」... 全文を読む »
俺TUEEの是非から見る、漫画と小説の違い - 創作ど素人考察
どもです。
今回結構書き殴りで口が悪いのでご注意をば。気が向いたら書き直すか消すかします。
ちょっと突如としてネタが湧いたので、異世界トリップ物の漫画を組んでみました。
その話を友人にしたところ、
友... 全文を読む »
RPGにて「クール系幼馴染パーティメンバー」が成立する条件 - 創作ど素人考察
どもです。
自己整理がてら。
さて、RPGに於いて「クール」なキャラクターというのは、格好良い反面で扱いづらい属性です。
今回はこれに、元気っ子や世話焼きキャラの傾向がある「幼馴染」という属性を添付できる条件を考察します。
☆1.クールなキャラがパーティインする条件
... 全文を読む »プレイヤーのモチベーションを保つRPGの3大要素 - 創作ど素人考察
「神の視点」 - 創作ど素人考察
どもです。
C+学習の方が思った以上に難航しているので一時中断。
基礎からしっかり、外部機関を利用した学習をすることにしたので記事を一度取り下げました。
で、久々の更新ですが、友人と話していたときにひとつ見つけた話を。
Re:ゼロから始める異世界生活というアニメがあるのですが、
... 全文を読む »物語に「理屈」と「理論」は必要か - 創作ど素人考察
初めに結論を書きますと、
全ての物語に「理屈」は必要。
作者が天才的・感覚的でないなら... 全文を読む »
狭いターゲットに《物語》を、広いターゲットに《配慮》を。- 創作ど素人考察
先日、漫画家志望の友人と喋る機会がありました。
彼の創作の原点は特撮で、彼の書きたいものもまた、特撮にノリの近いヒーローものでした。
その構想についてが主題だったのですが、彼は模倣から入るタイプで、ノウハウ本などには目もくれません。
僕とはやり方が真っ向から異なる彼ですから、その曖昧な根拠に基づく拘りに、ときには僕の方でも気付かされることが多いわけです。
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生の涙を描くのは、死の涙を描くよりよほど難しい件。- 創作ど素人考察
キャラクターの死亡表現における2つのパターン - 創作ど素人考察
物語において、キャラクターが死亡する一幕は重要な意味を持ちます。
逆に言えば、重要な意味をもたらせないキャラクターの死亡シーンは避けるべきです。
と、口で言うのは簡単ですが、一体どうすれば価値のある死亡シーンが描けるのか。
どうすると価値の薄いシーンになってしまうのか。
これを考えるために、キャラクターの死亡シーンを2つのパターンで捉てみます。... 全文を読む »