ど素人から毛を生やす。<延>

FGO2部6章に情緒ぐちゃぐちゃにされたので推敲もせず語るだけ。

Game,Tale > ゲーム 2021年8月7日(最終更新:1月前)

どもです。
FGO2部6章をクリアしたところですが、ぐちゃぐちゃにされた情緒をぶつけられる相手がいないので壁打ちします。

総括

まず総括ですが、個人的には本編シナリオでは最高のストーリーだったと思います。
今までの好みの話は1部7章、2部5章アトランティスだったのですが、いずれの話も「守りたかったものの殆ど全てを失った状態での勝利」という展開なのが性癖見えますね。

システム面では再臨段階で宝具性能が変化する、一画面に6体までの敵出現、レベル100↑の実現など、新しい要素が大量に導入され、今後の展開に期待が膨らむと同時に、この2部6章にかけた熱量が窺い知れました。

戦闘面ではかなり難易度が上がってきたと思いますが、コンテニュー石が配布された関係でむしろ楽だったかもしれません。
あと、最初から最後まで呪いたっぷりな章だったので、是非ともゴッホちゃんを連れて楽しみたかったです。(ゴッホちゃんいません。)

シナリオの話

他の方の感想を見てみると、女王を排斥した上級妖精や、妖精國終焉の引き金を引いたオーロラへの憎しみ、憤りが目立ちましたが、自分はといえば彼らにあまりそういった感情は抱きませんでした。
それよりも感じたのは「怖い」でしたね。オーロラなんかはその四枚舌外交っぷりが描写されてからは「うわぁイギリスかよこいつ~~イギリスだったわ~~~」といった感じで。

というのも、おそらく自分が彼らにヘイトより恐怖を感じたのは、もともと自分の持っていた「妖精」観にあったのでしょう。
おそらく昔に読んだ作品の影響だと思うのですが、自分の中の妖精像は「陽気で純粋」「熟考や記憶の性能が低く、種として短慮である」というものでした。
そしてFGOに於ける妖精像のベースは自分が持っていたものと大きく離れておらず、「そういった生き物が『人間社会』を形成するとどうなるのか」というものが示された感じがして、その歪さ・救えなさが恐ろしく映ったのだと思います。

しかしそんな歪な世界に於いて、ときどき本当に輝かしいものがあって、だからこのちょっとだけとてもとても美しい妖精國ブリテンほんとすこでした。
具体的にはシェフィールドの顛末はガチ泣きしました。ロブもワグも永遠に大好きだこんちくしょー! ※彼らはブリテンの妖精ではない
マシュの経歴に既婚歴がついたのは悲しいですが(笑)、ボガードは本当に良い男でした。本当に。
ハベにゃんもすこです。宝具演出も効果も妙に簡素だったので第3臨で化けるタイプかと思いきや、ブラックバレル抱え持ったせいで自分の宝具がブラックバレルに変質した件はクリア後の余韻を吹き飛ばす勢いで笑いました。真夜中にめちゃくちゃ笑いました。すこです。
でも「撃ち方が完全にマシュと同じなの、彼女が撃つのをちゃんと見届けて消えたんだね」って言った人がいて、涙腺にきました。すこです。

もう一人、外すことができないブリテンの美しさが、酒場のマイクでしたね。
ダヴィンチちゃんが名前を呼ぶものの名前欄は「店主の妖精」のまま。ブリテンの妖精の生き方を示すだけのモブと思いきや、戴冠式辺りからどんどん不穏になっていき、しかしそんな自分の感情を、理性と、ダヴィンチへの愛で抑えつけた。
シェフィールドの妖精は、妖精のまま美しかったです。
対してマイクは、ブリテンの未来の可能性の象徴のように思いました。
しかし、その未来は外からの『人間』があって初めて生まれたものだというのが、妖精國ブリテンの限界を残酷に示したように見えました。
それはそれとして、ダヴィンチちゃんもうすぐ死ぬん????? え?????

さて、本章で着目すべきは千子村正とキャスター・クー・フーリンでしょう。
キャスニキについてはそれこそ6年越しの回答編です。常々その正体への疑念や考察が上がっており、自分もケルトや北欧神話には馴染みがなかったものの、マテリアル本での性格欄の簡素さに首を傾げたものでした。
モルガンの発言も相まって、いよいよ特異点F/Xに帰るときが来るんやな…と感慨深いものがあります。

一方、村正については、正直なところ、前編で味方に加わったあたりで、薄々ここで退場するのだろうなと思っていました。
最後まで敵として貫くならともかく、一度でも味方に回れば、その後はこちらに寝返るか、味方のまま退場するかのどちらかだろうと。
しかしこの終わり方までは想定外と言いますか、そもそも逸話・スキル的にはキャスターなんですよね彼は。そんな彼がセイバーである理由、第三スキルの意味。あとガワが衛宮士郎である理由。それらが氷解すると同時に、「答えを見つけるまでのたった少しの時間」だけのために自らを火にくべた、おじいちゃんの優しさが、情の深さが染み入って、染み入りました。
涙の川から流れてきたのは、きっとありふれた髪飾りだったのでしょうね…。

まあ、あと語っておくべきはベリル・ガットでしょうかね。
情報が明らかになっていくほどに「こいつは黒幕(すべてを滅ぼそうとするもの)ではない。黒幕にはなれない」立場であることが浮彫になり、またおそらく魔術師としては格上なペペさんに瀕死にさせられ、これといった見せ場もなく、あっけなく死んでしまったな、と拍子抜けしました。
しかし、そのあっけなさが彼かもなとも。
理由が分からない故に不気味だったマシュへの執着も、理由が分かれば底の浅い話。
異常性愛サディストの報われないガチ恋。結局、彼に関してはそれだけの話だったのでしょう。

一方で、ペペさんは好感度ストップ高で亡くなってしまわれたので、とても悲しかったです。
キャラ付けの芝居なのかガチなのか判断ついてなかったのですが、ガチの同性愛者だったんですね彼。デイビッドへの気持ちが本物であると同時に、デイビッドが(どのような感情に由来するものであれ)ペペさんに向けた愛情の確かさが感じられて、ただただ切ない。というか一瞬も出てこなかったデイビッドの好感度がうなぎ上りなのだけど7章どうすんだこれ。
「わたしは、そのあなたを知らない」は、6章を代表する名台詞だと思います。

というかパッションのままに書きなぐって思ったのですが、2部6章って「様々な愛の形」がテーマだったんですかね?
ベリルの悲愴な愛。デイビッドの暖かな愛。パーシヴァルの未熟だけど力強すぎる愛。メリュジーヌのただ相手のことだけを想う愛。モルガンとヴァーヴァンシーの愛の形。おじいちゃんの優しすぎる愛情…

それらを踏まえて、オベロンに辿り着くのがなぁ…

オベロンの話(シナリオ・キャラクター編)

さて、感想としてここまでは前哨戦。
問題はヤツです。オベロン・ヴォーディガーン。

こいつについては、本性を現す直前まで、自分の中で整理しきれていませんでした。
なにせ、
・オベロンは尋常なサーヴァントではないかもしれない
・オベロン=ヴォーティガーン説ある
・しかしこの男が敵対者だとは思えない
といった感じで、疑念と、それに対する疑念があったものですから。

具体的には、最初に疑念を持ったのはオークニーのキャスニキとの邂逅でした。
どのあたりで言っていたかまでは忘れたのですが、どこかで「オベロンはこの異聞帯に於ける汎人類史側唯一の英霊である」という断言があったはずなんですよね。それが崩され、ここで初めて具体的に彼を疑った。
 ⇒(追記)改めてシナリオ読み返したら初対面で自称してました。こんにゃろう……

で、思い返せば後編開始時のアーサー王伝説に於けるヴォーティガーンという存在の露骨な強調。
更にとある考察者さんの話から、ウェールズの森とヴォーティガーンとの関係性の示唆がされると、オベロン=ヴォーティガーン説が自分の中にも発生します。

トドメはキャメロット攻略戦の際に、消滅描写が無かったにも関わらず、当たり前のようにオベロンが戦死扱いされていた点。
これはオベロン100%生きてる。生きてるのに姿を現さないのであれば、暗躍しているのでしょう。疑いは固いものになります。

また、オベロンをNPCとして使用できたのは二回。一度目のウェールズでライダーを名乗っていたので、ガウェイン戦でアーチャーとして登場した際は「こいつライダーちゃうかったん??」となり、二度目のキャストリア戦ではライダーになっていたので「さっきなんでアーチャーだったん?? ガウェインに有利取るために気合でクラス変えてきた???」と二度にわたって首を傾げました。
まぁこのときは深く考えずに流したんですが、思えば下総をはじめ、相性不利だろうがなんだろうがNPCのクラスを変更するなんて真似は一度たりともしてないんですよねFGO。この時点で彼が普通のサーヴァントではないことは確定していたわけですが…。

一方で、オベロンを敵対者と思えなかった根拠は三点。
ひとつは、彼自身の回想シーンがあったこと。今回はここに穴があったため騙されましたが、基本的に回想というものは(主観による脚色という歪曲は加味すれど)正しいものであるのです。クリプターの過去回想に偽りがなかったことと同じように。回想の情報は正しいものとする、という自分の前提があったため、彼の召喚が半年前であるという嘘を信じてしまったわけです。

二点目、こっちのが大きい理由だったと思いますが、ウェールズの森に対する態度です。
森が襲撃を受けたとき、彼は損得を抜きにしてウェールズに戻ろうとしている、ように思いました。
その後、本気でガウェインに怒りをぶつけ、(おそらく正体バレのリスクを下げるため)戦いを避けていた彼が、自らの意思で戦闘に立ったのです。ウェールズの森、小さな妖精たちへの想いは、本物であったように見えました。

もう一点。暗躍は多々あれど、彼がカルデアまたはキャストリアに一切の敵対的行動を取らなかったことです。
これは種明かしされた後では、「モルガンを倒し、ケルヌンノスを倒す」という着地点が同一であったためだと窺い知れますが、彼は裏でも全く一行が不利になることをしなかったので。
というか、直接的に「敵」以外を害する行動を殆どしてないんですよねこいつ。最後のアレまでは。ムリアンを殺したのは確定ですが(牙を焚きつけて翅を虐殺させたのは『モースの王』またはその先代のヴォーティガーンなのでここややこしい…)。それ以外はせいぜいオーロラを焚きつけた疑惑があるくらい、それとて実際に行動したのはオーロラなわけですし…。そもそもムリアン殺し自体がコヤンスカヤを利用してカルデアを助けるため疑惑ありますし…。

いやほんとこいつ黒幕なのは確かなんですが、こんな献身的で利敵行為ばっかりな黒幕いる???

しかもこいつ、本人は否定してるけどめちゃくちゃ情が深いじゃないですか。
キャストリアの魔術の師匠、マーリンじゃなくてオベロンやないですか。
キャストリアの過去回想で、杖からの声はマーリンとは思えない「気持ち悪い」発言(たぶんマーリンにはそういう感性自体が無い)に、マーリンなら簡単にできそうな魔術を「明日までに調べてくる」など、とてもマーリンとは思えない様子でしたが、最初の口調が彼のもう一つの口調と一致していること、生身で初対面のときにキャストリアに「マーリンだと思った」と何度も言われてることなどから、ここはほぼ確定情報なんですよね。
で、これはキャストリアの回想なので、オベロン自身の回想ではないので、このときのオベロンの言動は事実なわけです。キャストリアの境遇に絶句し、彼女のささやかな願いを叶えるための魔法を、毎回勉強してまで教えてあげていて、そのうえ彼女が「笑っているところを見つかった」ことで杖を取り上げられた、つまり彼女に楽しいひと時を与えていたわけですよね。予言の子の使命成就には関係ない行為ですよねそれ。

めちゃくちゃ情が深いじゃないですかこいつ。

で、曰く彼の「発言は何一つ信じるに値しない」ということはつまり、言葉にしていないところに彼の本心がある、と言い換えることができますが…
瀕死のオベロンの心象世界は、平和で小さな妖精たちが笑っているウェールズの森だったんですよね…

結局そういうことじゃねーかオベロンこの野郎!!!!!

あとさあ、ケルヌンノスに比べて君、だいぶ弱かったよね…
正直、本気でカルデアに勝つ気があるのかすら疑わしかったんだけど…

何人か感想で言ってる人がいたのですが、
「藤丸、キャストリア、オベロン、皆やりたくもないことを世界に強制されていたんだね」と。

……

しまいにゃ推すぞこの野郎!!
はよガチャ実装されんかい!! お前のために150連くらいは回せるように石取ってあるんだよ!!!

しょーじき白い姿の頃はチクリとも性癖に刺さらなかったのになぜか無性に欲しくて6章ガチャ殆ど見送ってんの!!!
光のスカタンに使ったからちょっと減ったけど、モルガンもランスロットもお前のために見送ったの!!

ぶっちゃけ黒い方はだいぶ性癖に刺さります!!! 実装まだですか!!!!

オベロンの話(システム編)

さて、このオベロンに関して、時間が経つほど上記のように情緒ぐっちゃぐちゃにされたわけなんですが、その正体が明かされたタイミングでは「きのこ、やりやがった……!!」と唖然としておりました。

というのも、真名熔解の演出です。
これ、6章で妖精騎士たちの真名開放が無ければ、プレイヤーは「いきなりなんなんだ?」となるだけなんですよ。
なぜ唐突に、1.5部以来の真名開放システムを復活させたのか、というのは疑問に思っていたのですが、すべてはこれをやるためだったのかと感動を覚えたわけです。

というか、極論ですが。
水着キアラの召喚カード変質演出、これをやるためのたたき台では…?
ほんと開発陣のオベロン、というよかプリテンダーへの、ですかね。力の入れようが窺い知れるのだけど…
 ⇒(追記)ここは違いましたね。てっきり召喚時にカード変化演出が入るかと思ったのですが、そのようなことはなかったです。むしろアレはスタッフのキアラ愛の賜物か。

で、少し時間を置くと、「1.5部」を彷彿とさせる演出には、もう一つの側面があったのではと思いました。
1.5部を象徴するサーヴァントといえば、かなりの人がモリアーティと答えるのではないでしょうか。
そう、自身を欺くことで、カルデアや宿敵を騙し切った男です。

「新宿のアーチャーを思い出せ」

そんなきのこの声が聞こえてきたような気がして……
いや伏線が迂遠すぎるわ!! いくらなんでも!!

そして新クラス・プリテンダー。
直感的に「相性面で今まで完全優位だったアルターエゴがマウント取られるヤツだ」と警戒したのですが、いざ戦ってみたら三騎士に有利で四騎士に不利という、アルターエゴの逆クラスでしたね。
どうやらフォーリナーに完全不利なクラスとのことらしいので、アルターエゴ・フォーリナー・プリテンダーで三すくみなんかーいと笑いました。

相性表に組み込まれた新クラス、ということは、ムーンキャンサーレベルだとは思いますが、後続の実装があると考えて良いでしょう。

ところで、「変質する前のカードがルーラーだったけど、カルデアにルーラーと思わせといて実はプリテンダーなサーヴァントはいないよね?」という声を見かけまして…

そういえば、正体不明の霊基を前に、まるで既知の情報だったように、その正体と性質を正確に解説したルーラーが…いましたね……??

え、そういうことなん……??? こわ……

残った謎について

6章では藤丸立香が喋ること喋ること。
選択肢だけでなくセリフ枠でまで喋ってましたね。単純に主人公が独立した人間になってきたことを喜ぶ声が多かったのですが、個人的には素直に喜んで良いのかなあ、とちょっと不穏さを感じていました。

マーリンも「今回、藤丸立香すごく独り言を言うね?」って首傾げてたし…
と思っていましたが、これは解決。マーリンはオベロンを認識できないため、オベロンと会話している姿が独り言を言っているように見えるらしい。なんとオベロンにマーリンのバフは入れられないと噂で聞きました。ほぇ~~

ので、こっちは置いといて。
もう一つ不穏さがあったのが、オベロン・ヴォーティガーン登場直前以降の藤丸立香の台詞選択肢が、何故か片方が赤字であったことです。なんかすごい不気味でした。

選択肢の内容自体はオベロンに言及するものばかりだったので、オベロン由来の原因だったのかもしれないなと思い、試しにマテリアルで白のみ・赤のみを選択してそれぞれ展開を見てみたものの、一箇所、追加展開があったのみで、他は多少台詞が変わるか変わらないかでしたので、やっぱりあの赤字意味が分からない。

藤丸立香、なんか変性とかしたりしないよね??
カルデア・ビースト説とか考察されてるけど、大丈夫だよね主人公??

最終盤に不穏要素持ってこられたせいで、どうにもスカッと感はありませんでした。
その他にも、
・ダヴィンチちゃん寿命残り僅か ←確定情報
・特異点Fには倒したはずの騎士王がまだいる ←確定情報
・ホームズ、プリテンダー疑惑 ←フォーリナー疑惑もあるが…

仮に ホームズ=プリテンダーだった場合の話ですが。
今回、言ってしまえば2部6章全てを前座にしてオベロン・ヴォーティガーン=プリテンダーが登場したようなものです。
しかし、カルデアの「信じるべきではないモノ」= プリテンダー ・ホームズがこの先待っていた場合、今回のプリテンダー登場はそのための布石に過ぎないわけです。
この長大な2部6章全てを前座にして登場したオベロン・ヴォーティガーン=プリテンダーが、ホームズ=プリテンダーの前座でしかなかった、というのはかなりやべー話だなと思うのです。
ホームズ=プリテンダーなら、ラスボスまであるでしょこれは…

多くのことが解決した一方で、新たな不穏要素が募る章でしたが、今後の展開を楽しみにしておきます。

追記 オベロンについてもうちょっと考えてみる

さて、ここからは感想文ではなく考察文です。
複数のソースにより彼のガチャ実装は確実らしいので、実装される前に現状の考察を吐き出しておきましょう。

29~30話のマテリアルを読み返してみて、ここだけがどうにも腑に落ちませんでした。
「ティターニアのために汎人類史を無くす」

初見時は、汎人類史に弄ばれたティターニアのための復讐という意味かと思ったのですが、他の方の感想を見ていると、そういう単純な話ではなかったのか? と思い始めました。

「“そのようにあれ”と生み出され、“そのあとはなし”と捨てられたもの。」

これが「オベロンの愛」を指すのか、「ティターニア」を指すのかで、だいぶ解釈が変わってくるかもしれません。

「ティターニア」を指していた場合、彼は「ティターニア」は空想の存在であると認知しているため、その「現実」に於ける『「ティターニア」とは、アルトリア・キャスターまたは藤丸立香である』、と言っている方がいて、かなり目から鱗でした。

仮に「ティターニア」=藤丸立香であった場合、「きみのために汎人類史を無くす」という言葉の意味が、額面通りのものとは全く変わってしまいます。

藤丸立香の“そのようにあれ”“そのあとはなし”は、失意の庭で語られたまさにそれでしょう。
世界を救える人間が藤丸立香しかいないから、ただの一般人が戦いの日々に、奪うことに、失うことに、昔の生活に戻るなんて不可能なほどに順応させられて、世界が救われたら、代わりが見つかったら、悪意なく“そのあとはなし”にされてしまう。

そのような終わりを迎えさせるくらいなら、皆が描くハッピーエンドを認めない。
途中で終わらせることで物語を永遠にし、“そのあと”など存在させない。

……いや重ッッッッッッ!!!!!

過去最大級の激重愛情じゃねえか!!!!!
クソデカ感情すぎてこえーーーーわ!!!!!

とはいえ、「ティターニア」=アルトリア・キャスターとする場合、彼女のために汎人類史を無くす、というのは繋がらないんですよね…。
アルトリア・キャスターは既に死んでいて、かつ英霊というある意味「永遠の存在」になってしまっているわけですから。

あと、アルトリア・キャスターだけでなく、キャスニキ、ハベトロットなど妖精國で登場した人物・サーヴァントが全員退場した後でのオベロン登場、というのが、「ここから先は妖精國は関係ない、奈落の虫とカルデアとの戦いである」という演出意図を感じてしまうので、やはりオベロンがクソデカ感情を実在の誰かに向けていたなら、それはカルデアの誰かだと思うんですよね…。

なので、「“そのようにあれ”と生み出され、“そのあとはなし”と捨てられたもの。」が「ティターニア」を指す場合、上述の説はあながち的外れではない…

重い……

もちろん、これが「オベロンの愛」そのものを指していた場合、話はもっとライトなものになります。
単純に「空想上のティターニア」のために汎人類史を無くすという解釈で通じると思いますし、最後の文章を『空想(嘘)でしかなかった「愛」の感情が、現実(本物)で芽生えていたとして、それを(認めたら嘘になってしまうので)認められなかった』と、綺麗に訳することができます。

まぁ、これにしてもこの「愛」がティターニアに向けていたような「愛」と同種であった場合、それは誰に向けた感情だったんだという話になってしまうのですが…

「似たもの」なので、必ずしも同種の愛ではなく、小さな妖精たちや、アルトリア・キャスターや、藤丸立香たちに向けた「優しい感情」のことを指していたのかな、と思います。
「長かった旅の仲間が、遥かな空へと飛んでいく。」という一行が、穏やかな寂寞を表しているように思えたので。

追記2 PU来たのでもうちょっと語る

崩壊編公開1週間で来ましたね、ついに完結記念PUが…。
あと1週間遅れてたら心が耐えられなかったかもしれない。

ということで、マテリアルや、ついに手を出してしまった竹箒日記など踏まえてもうちょっと語ります。

まず、不穏に感じていた赤字選択肢の件ですが、これ隠し要素だったんですね…
オベロンを疑うような選択肢を選んでいないと登場しない選択肢で、きのこ曰く「ユーザーの選択が、最後にカタチとなっただけ」「赤字はちょっと禍々しかったですね…」とのことだったので、心配は杞憂だったことに安心しました。

なのでまあこの点は置いておいて、マテリアルやマイルーム発言などを見ても、結局「ティターニアのために汎人類史を無くす」の真意が分からんのですがほんとここどういうことなの…

辛うじて手がかりとして挙げられるのが、絆6マテリアルの「彼の攻撃性は嫉妬や憎しみから生まれたものではなく、ティターニアの愛から生まれたものである」というテキストですかね。
これにより、「ティターニアのために汎人類史を無くす」は、「空想上のティターニアのための復讐」という線が消えたわけです。復讐はエゴ的行為であり、被害者となった他者ではなく、自分の心のために行うもの。そして彼の動機に「憎しみ」は存在しないというのですから。

いやしかし、そうなるともう「ティターニアのために汎人類史を無くす」が「空想上のティターニアのため」に繋がるフローが全く見当たらなくなるので、彼の「ティターニア」が実在の人物―藤丸説が有力になってしまうのだが…まじで……???

で、ここで裏取ってない聞きかじりの話なのですが、オベロンの二人称で平仮名の「きみ」を使った相手は、ティターニアと藤丸の二人だという…そうです……へぇ………。

いやしかし、果たしてあの旅の中で、オベロンが藤丸にそこまでの感情を向けるに至る要素があっただろうか?
結局のところ、ティターニア=藤丸説を疑うのはこの一点に尽きるんですよね。

まだキャストリアの方がそういった感情を向ける相手としてはあり得ると思うのですが、前述の通り、彼女のために汎人類史を滅ぼす、は一番繋がらないので、これは違う。
あとキャメロット攻略前夜などを見ると、彼女に向ける感情はどちらかというとオヤゴコロ的な感じに思えます。

マイルームで喋らせてもマスターガチ勢な空気はないしなぁ…。いやこいつの場合、そんな思いがあっても口にしない(できない)だろうけど…。
でも絆4でナチュラルに藤丸の部屋で寝てたな…溶岩水泳部が潜むあの部屋でよく寝られたな……

さて、ここで一考に値するのは、クラススキルには記載がないものの、オベロンも妖精眼を持っているという点なんですよね。
妖精眼があった故に苦しんだキャストリアが藤丸らに光を見たように、彼女よりもたくさんの人(妖精)を見てきたオベロンは藤丸らに何を見たのか…

正体を明かす前、マシュに対しては肯定的な言葉をよくかけていた一方で、藤丸に対してはそのような素振りがなかったのは、「そういうこと」なのか……

断言するには論拠が足りない…。これ以上はバレンタインや絆礼装まで待機するしかないか。

いやしかしそれはそれとして、「どうでも良いことと過去のことしか口にできない」「幸福を感じ取れない」のコンボは悲惨すぎるだろ…
そりゃ生きてて地獄だし、押し付けられた目的をやり遂げることしかできなくなるし、全部終わったら消えるか永遠の奈落だと割り切って燃え尽き症候群にもなるわ……

心より幸せになってほしいので、絆上げ続けるし幕間なりトンチキイベントへの参加なり待ち続けるね……
好きなだけメロンお食べ……

追記3

30節読み返して気づいたんですが、あの黒い姿って別に奴の「真の姿」的なものではないですね???

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